ザッパーエンジンの系譜


 ザッパーのエンジンは、1970年代のロクハン(650cc)時代を経て、1980年代に入ると66×54mmの738ccに拡大され、Z2系エンジンの引退とともにカワサキ750ccモデルの主役とされたが、これは最初から予定されていたことと考えてよい。

 これら、Z750FX-IIからZR-7に至る750ccモデル群こそ、最高のザッパーを目指して開発された、カワサキ・ナナハンの正統の嫡子と言ってよいと思う。

    
登場年 名称 乾燥重量(kg) 馬力(ps) 馬力当り重量(kg/ps)
1976 Z650(B1) 211 64 3.30
1977 Z650(B2) 211 64 3.30
1979 Z650 LTD/SR 215 62 3.47
1980 Z750 FX-II 210 67 3.13
1980 Z750 LTD 211 68 3.10
1981 Z750 FX-III 211 67 3.15
1982 Z750 SPECTRE 217 70 3.10
1982 Z750 GP 216 70 3.09
1983 GPz750 217 72 3.01
1984 GPz750F 224 77 2.91
1984 750 TURBO 233 112 2.09
1990 ZEPHYR750 200 68 2.94
1999 ZR-7 202 73 2.77

 750ターボの2.09は別格としても、 GPz750F/ZEPHYR750/ZR-7、の3モデルが2キロ台の馬力当たり重量を示している。
 このうち、90年代の2車種がともに馬力当たり2キロ台を示していることは、これらのモデルが、単に懐古主義的な発想で復活してきたものではないことを、雄弁に物語っている。
 実際、ザッパーエンジンを搭載したこれら2モデルは、元気な走りを見せてくれる。

 できうるものならば、N600およびZ2と同じ、64×58mmの746ccでのリニューアル発売を望むのであるが、それは無理というものであろうか……。


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