ヤマハの場合


 ヤマハ初の4サイクル250ccモデルは、1977年の空冷SOHC二気筒エンジンを搭載したGX250(25ps/163kg/\280,000)だが、これはその時代の通例でGX400のボアダウンモデルであった。
 
 4サイクル単気筒250ccモデルの歴史は、空冷SOHCエンジンを搭載して1980年に発売されたオフロードモデルXT250(21ps/114kg/\298,000)とアメリカンモデルSR250(21ps/124kg/\290,000)から始まる。  
 1983年には、空冷4バルブDOHCエンジンを積んだXT250T(27ps/113kg/\358,000)が登場し、1984年にこのエンジンを使ったクラス最軽量のロードスポーツモデル、SRX250(32ps/121kg/\379,000)が発売される。これは、コンセプトからすると、CBX250RSのライバルというべきモデルであった。このモデルは1990年に新型SRX250(28ps/122kg/\399,000)に進化している。
 
 1987年に登場のYD250(20ps/136.5kg/\318,000)、1988年のYD250S(20ps/146kg/\349,000)はビジネスモデルながら、SOHC単気筒を渋めの車体に積んだ無視できない存在だった。
 
 1992年に登場のSRV250(27ps/144kg/\449,000)は、エンジンこそV型横置きの二気筒だが、そのトラディショナルな趣きはクラブマンの一番のライバルと言えた。だが、残念ながらその後に登場したイタリアンカジュアルな派生車ルネッサ(27ps/144kg/\399,000)ともども、ラインアップから消えてしまった。
 
 ヤマハには、1978年発売のSR400/500という4サイクル単気筒の強力なライバルが存在するが、250ccというカテゴリーでは、クラブマンと競合するモデルは少ない。

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