スズキの場合
スズキ初の4サイクル250ccモデルは、1980年発売の二気筒GSX250E(29ps/153.7kg/\320,000)で、これは国産量産車初のDOHC250ccモデルだった。GSX250Eはその時代にしては珍しくGSX400E(44ps/171.3kg/\345,000)のボアダウンモデルではなくて、エンジン・車体とも完全な新設計であり、ヤマハとの姿勢の違いが見える。
しかながら、スズキの単気筒4サイクル250ccへの取り組み姿勢はヤマハと似たところもあり、1982年に発売されたオフロードモデルのDR250(22ps/114kg/\339,000)とアメリカンモデルのGN250E(22ps/127.6kg/\308,000)の2本立てから始まった。空冷SOHCながら4バルブ・STDCC(2ドーム燃焼室)を備えていた。
1986年のスズキNZ250(33ps/118kg/\379,000)は、パワフルな油冷DOHC4バルブエンジンを超コンパクトなダイヤモンドフレームの車体に搭載し、モノショックを装備したユニークなマシン。
1990年、パワフルな油冷エンジンを積んだオフロードモデルDR250S(29ps/117kg/\419,000)が発売され、そのエンジンをベースにしたグース250(30ps/157kg/\499,000)が1992年1月発売された。SOHC4バルブエンジンを350ccモデルと共通の車体に搭載したマシンだったが、決して鈍重さは感じなかった。
同じ1992年に、ベルトドライブのフルカバードモデルSW-1(20ps/168kg/\688,000)が、そして1994年11月にはスズキボルティー(20ps/125kg/\298,000〜)が発売されたが、これらに搭載されたエンジンは、1982年発売のDR250、GN250Eに使われたものをベースにしている。
1998年には、このボルティのエンジンを流用したアメリカンモデル、マローダー(20ps/137kg/\384,000)が発売されている。