整備のこと

A ふだんのメンテナンス

 250ccは車検がないだけに、かなり自分で面倒を見てやらないと、知らぬ間に調子を崩すことになりかねないので、車検があるバイクよりも注意が必要。
 バッテリーなどのわかりやすい消耗品はもちろん、フロントフォークオイルやベアリングなど、普段は気がつきにくい消耗品も、調子が変だと感じなくてもある程度時間が経ったら交換すべき。「少し変だな」と感じたら、これは即交換。思ったよりもかなり劣化しているものである。
 そうしたことに加えて、私が日常気をつけていることは、年間の給油回数が少なくてガソリンを腐らせる恐れが強いので、ハイオクを入れる(レギュラーより腐りにくく、エンジンの清浄作用を期待できる)ことと、最低でも1ヶ月に一度はエンジンをかけて少し走ってやる、の2点だけだが、これで1987年12月に購入以来、トラブルらしいトラブルは一度もない。
 暖機については、エンジンをかけるだけで全く走らないと、エンジン内部に水滴が生じてかえってよくないという話もあるので、できるだけ数キロは走って内部のオイルも十分暖めてやるように心がけている。
 一時期、低速でのアイドリングが不安定になったが、イリジウムのプラグに交換し、GRPというオイル添加剤を入れたら、安定した。
 GRPは、効果が出るまで少し時間がかかり、値段も高いが、今まで試した中では最高の添加剤と感じた。その他のこの手の添加剤は勧めない。何も入れない(オイル交換するだけの)方がいいと思う。
 それから、小さなことだが、毎日乗らないようならば、燃料コックはOFFにしておいた方がいい。

B タイヤについて

 しばらくTT100GPを履いていたが、チューブタイヤの設定が少ないので、クラブマンの指定がフロント90/90-18、リア110/90-18なのにもかかわらず、フロントには3.00(89ミリ)、リアには3.50(103ミリ)または4.00(114ミリ)など、近いサイズで使えるものを使うことになる。
 TT100GPはハイグリップが売りで、過度な期待を寄せて履きかえる人もいるようだが、今のごく普通のハイグリップタイヤである。ただ、「あのデザインのタイヤが、現在普通に使える」というところが魅力であり、そういう思い入れがない人には、特に選ぶ理由もないような気がする。
 また、TT100GPはもともと60年代のレースタイヤのパターンなので、砂利とか雨とかいった外乱要因にはあまり強くないと思っておいた方が、より安全かもしれない。私は一度も怖い思いをしたことはなかったが。
 現在はブリジストンのアコレードに換えている。
 アコレードはシングル専用に開発されたもので、中央の横溝とブロックがシングル特有のトルク変動を打ち消す働きを行うらしい。
 これで旋回は軽くなったし、乗り心地もよくなったようで、TT100GPよりもクラブマンのキャラクタに合っているようだ。

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