HONDA GB250 CLUBMAN
かつて、軽さと走りに重点を置いた4ストローク250ccシングルロードスポーツの全盛期があった。1986年前後のことである。
当時のカタログを見ると、ホンダには、CBX250RS、GB250CLUBMAN、CBX250Sの3モデル、ヤマハにはSRX250、スズキにはNZ250、カワサキにはCS250と、各社とも個性あふれる軽量シングルロードスポーツをラインナップし、一大ブームの様相を示していた。
しかし、このブームはほんの一過性のものであり、CBX250RS、CBX250S、NZ250、CS250などは大きなモデルチェンジもしないうちにカタログから消え、ホンダが最後まで生産し続けたクラブマンも、1999年をもって生産中止となってしまった。
現在手にはいる4サイクル単気筒250ccのオンロードモデルは、走りよりも味わいを重視したカワサキエストレヤとスズキボルティー、アメリカンモデルのマローダーがあるだけである。
また、排気量が違うものの、同じGBの名を冠して1985年に登場したGB400T.T.と500T.T.(T.T.はTourist
Trophyの略)の存在も忘れるわけにはいかないが、これも絶版車となって久しい。
ここでは、短命だったライバル達の思いをも代弁するかのように、16年間にもわたって生産され続けたホンダクラブマンを中心に、愛すべき4ストローク250ccシングルロードスポーツに光を当ててみたいと思う。
原則的に、「国産4ストローク250cc単気筒オンロードモデル」の話題を取り上げるが、この原則に当てはまらないものでも、クラブマンを語る際にどうしても避けて通れないモデルについては触れている。
コンテンツ
☆クラブマン以前、およびライバルの話